Next: , Previous: , Up: ASDFがコンパイルされたファイルを保持する場所を設定する   [Contents][Index]


9.5 シェル向けの設定の構文

ASDFは環境変数ASDF_OUTPUT_TRANSLATIONSを次のように処理します:

ディレクトリのリストは、正確に言えばディレクトリのペアのリストであり、1つのペアがマッピングのディレクティブを表します。各エントリの区切りは、UNIX(Cygwin含む)では:であり、それ以外(主にWindows)では;です。

空のエントリがペアの1つ目のエントリ(つまり入力指示子)の位置に現れた場合、その部分に継承された設定が挿入されます。この場合、2つ目のエントリはないものとして扱われ、次のエントリは新しいペアとみなされます。空のエントリがペアの2つ目のエントリ(つまり出力指示子)の位置に現れた場合、1つ目のエントリと同じディレクトリを指します。(つまり、ディレクトリを繰り返し書いたのと同等です。)

例として"/foo:/bar::/baz:"という設定を見てみましょう。この設定の最初のペアは/foo:/barですから、/foo/以下のパスは/bar/以下に変換されることになります。その次は空のエントリなので、継承された設定がこの部分に挿入されます。最後のペアは/baz:であり、これは/baz:/bazと同等ですから、/baz/以下のパスは変換されないことになります。