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ASDFは環境変数ASDF_OUTPUT_TRANSLATIONS
を次のように処理します:
(
から始まる場合は、先に述べたDSLによるS式と解釈し、全体にread
を適用します。
ディレクトリのリストは、正確に言えばディレクトリのペアのリストであり、1つのペアがマッピングのディレクティブを表します。各エントリの区切りは、UNIX(Cygwin含む)では:
であり、それ以外(主にWindows)では;
です。
空のエントリがペアの1つ目のエントリ(つまり入力指示子)の位置に現れた場合、その部分に継承された設定が挿入されます。この場合、2つ目のエントリはないものとして扱われ、次のエントリは新しいペアとみなされます。空のエントリがペアの2つ目のエントリ(つまり出力指示子)の位置に現れた場合、1つ目のエントリと同じディレクトリを指します。(つまり、ディレクトリを繰り返し書いたのと同等です。)
例として"/foo:/bar::/baz:"
という設定を見てみましょう。この設定の最初のペアは/foo:/bar
ですから、/foo/以下のパスは/bar/以下に変換されることになります。その次は空のエントリなので、継承された設定がこの部分に挿入されます。最後のペアは/baz:
であり、これは/baz:/baz
と同等ですから、/baz/以下のパスは変換されないことになります。