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3.4 処理系付属のASDFを置き換える

現在もメンテナンスされている処理系であれば最新版にはASDF 3が付属しているので、お使いのものに含まれていない場合は最新版にアップグレードすることを勧めます。

ASDFが付属していない、あるいは古いバージョンが付属している処理系を使い続けたい場合は、下記の通りに最近のASDFをインストールすることを勧めます。その際、書き込みのアクセス権を変えたり、管理者権限で実行したりといったことが必要になるかもしれません。

ASDFのソースリポジトリには、処理系のASDFをアップグレードするためのスクリプトファイルが含まれており、シェルからtools/asdf-tools install-asdf lispworkslispworksは適切な処理系の名前に変えてください)で呼び出したり、REPLから(load "tools/install-asdf.lisp")で実行したりできます。

このスクリプトが動作する処理系はAllegro CL、Clozure CL、CMU CL、ECL、GCL、GNU CLISP、LispWorks、MKCL、SBCL、SCL、XCLです。ABCL、Corman CL、Genera、MCL、MOCLでは動きません。幸いなことに、ABCLにはたいてい最新のASDFが付属しているので、このスクリプトは必要ないでしょう。GCLで動かすには最近のバージョンが必要であり、また、十分なテストがなされていません。Corman CL、Genera、MCLはもはや使われていない処理系であり、MOCLは未完成です。