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6.1 単純な例

まずシステム定義の例を挙げ、後のセクションでdefsystemの完全な文法を解説します。

それでは単純なシステムを定義してみましょう。次の例はhello-lisp.asdというファイルに保存されます。(ASDFが"hello-lisp"という名のシステムを処理するように指示されたときに、この定義を見つけられるようにするためです。)

;; Lispのコメントを書くことができます

(defsystem "hello-lisp"
  :description "hello-lisp: a sample Lisp system."
  :version "0.0.1"
  :author "Joe User <joe@example.com>"
  :licence "Public Domain"
  :depends-on ("optima.ppcre" "command-line-arguments")
  :components ((:file "packages")
               (:file "macros" :depends-on ("packages"))
               (:file "hello" :depends-on ("macros"))))

それでは例を説明していきます。

以上のことを知っていれば、単純なシステムを定義するには十分です。次のセクションの例はずっと込み入っているので、複雑なことをしたいときの助けになるかもしれません。しかし、究極的には任意のLispコードが書けるのですから、完全な解説をすることはできませんが。